【職場別】看護師の仕事内容1日のイメージ

看護師の仕事内容とは、保健師助産師看護師法の中では「療養上の世話または診療の補助を行うことを業とする者」と定義されています。医師の診療・指示に基づいて診療を補助したり、入院患者の生活補助、看護を行います。

一般に看護師の仕事は3K(きつい、汚い、危険)と呼ばれるほどに体力的にも精神的にも厳しいものですが、比較的やりがいを感じることもできればお給与も良いことから、多くの女性に人気のある職種です。(看護師の男女比は女性9割、男性1割)

この記事ではそんな看護師の方が働く主な職場での一般的なワークスケジュールについてご紹介します。

カンファレンス

1、外来

外来は患者が医療機関を訪れたときに最初に診療を受ける場所です。外来看護師は医師の診療を補助したり、受診受付や電話対応などをします。外来は一般に「3時間待ちの3分診療」などとよく言われ、いわゆる「患者さんをさばく」ことが求められます。多くの患者さんを診療するために限られた時間の中で正確に処理していく必要があります。

外来受付

【外来日勤業務の一般的な流れ】

[内科外来勤務の看護師さんの場合]

▽勤務開始

▼朝礼(申し送り)・・・昨夜と早朝の救急患者についてや、本日の専門外来、予約済みの検査などの申し送りを行う。

▼診察室にて医師を待つ・・・医療機器などを用意しておく。

▼診療時間・・・必要な患者さんには診療前に血圧測定や検温、軽い問診をしておく。処置室に感染症の疑いのある患者がいる場合は看護師はマスクをする。時に外来から緊急入院する患者が出ることもある。その場合は外来で検査を済ませて病棟までストレッチャーを押していき、病棟看護師へ申し送りをする。忙しい日は昼食が午後2時を回るようなこともある。

⇒勤務(診療時間)終了

2、病棟

病棟

病棟は医療機関において入院診療を行う場です。重篤な患者も多く、手術や強い薬、大がかりな検査機器を使用して患者の治療を行います。病棟看護師は、そんな入院患者の病状の変化だけでなく、精神的な変化にも気を配る必要があります。そんなちょっとした気遣いで患者が救われることも少なくありません。

また、忙しさもあります。例えば、点滴注射中にナースコールが鳴ったり、カンファレンス中に外来から緊急入院の内線が入ったりすることもよくあるので、正確な作業、迅速な対応が要求されます。

医療ドラマでは病院の中でも病棟が舞台であることが多く、登場する看護師もこの病棟看護師が多いです。「白衣の天使」という看護師の一般的イメージもこの病棟看護師から来ています。

【病棟日勤業務の一般的な流れ】

[外科病棟勤務の看護師さん]

▽勤務開始

▼朝の申し送り・・・夜勤の看護師から日勤の看護師に主に担当する患者の状態・変化についての引継ぎをする。

▼午前中の各種業務・・・患者の検温、血圧測定、点滴、検査、手術の送り出しなど

▼午前の記録

▼患者の昼食

▼午後のカンファレンス(小会議)

▼午後の各種業務・・・点滴、検査、その他処置など

▼午後の記録

▼夜勤看護師への申し送り

⇒勤務終了

3、手術室

点滴

手術室は病院の中で手術(=オペ)という高度な医療技術を患者に提供する場です。外科をもつ病院の収入は手術件数で決まると言われており、限られた手術室を如何に効率よく回すかが病院経営の課題とされます。

ただし、救急診療を行っている病院の場合は救急で運ばれてきた患者の手術がいつでもできるよう、いくつかの手術室はそれ用に空けて準備しておかなければなりません。

そうした救急患者や外来からの緊急手術が入ることもあれば、予定されていた手術が当初の想定よりも大幅に長引いたりすることもやはりありますので、オペ室看護師は基本日勤のみではありますが、急な残業を余儀なくされることもしばしばあります。

【手術室日勤業務の一般的な流れ】

[手術室勤務の看護師さん]

▽勤務開始

▼朝礼・・・今日の手術のチーム編成と患者の状態を確認する。

▼手術前の準備1・・・手術室前に運ばれてきて患者の名前を確認し、担当の病棟看護師からの申し送りを受ける。

▼手術前の準備2・・・手術室へ患者を運び込み、前処置が行われた上で執刀医を待つ。

▼手術開始・・・手術中、看護師はメスなどの医療機器を医師へ手渡したり、使用済みの医療機器を決められた場所に戻すなどして医師との連携作業を行う。

▼手術終了1・・・手術が終了すると、看護師は使用後の医療機器や廃棄分も含めたガーゼの数が術前と同じかどうか確認する。患者の体内に置き忘れるなどの医療ミスを防ぐため。

▼手術終了2・・・手術が終了すると(別の)看護師は患者をリカバリールームへ運び込み、担当の病棟看護師へバトンタッチする。

(次の手術の準備にとりかかる・・)

⇒勤務終了

4、介護施設

介護

医療機関より人数は少ないものの、介護福祉施設や介護老人保健施設などで働く看護師さんもいます。こうした介護施設には医師がほとんど従事しませんので(最も多いと言われる老健でも常勤医師1名程度)、入所者の健康管理や体調面の責任を負うのは看護師です。

介護職員の方々と連携して、安全かつ効率的な介護・看護を行う必要があります。入所者の高齢化や重症化が進んでいることで寝たきりの方も多いため、時には看護師による医療的な処置も必要とされます。

【介護施設の看護師業務の一般的流れ】

介護福祉施設で働く看護師さんは、介護職員(介護福祉士やヘルパー資格保有者)の方々とうまく連携して引き継ぎなど行い、仕事をしていきます。勤務中は必要な医療処置や投薬を行ったり、入所者の健康を管理します。

体調に問題が見られる入所者に対しては、週2回回診に来る顧問医と連絡を取り合って対応したり、必要に応じて近隣病院へ付き添って行きます。

5、訪問看護ステーション

訪問看護

訪問看護ステーションは、看護師が患者の自宅まで赴いて看護サービスを提供する施設です。療養上の世話だけでなく、利用者の主治医の指示書に基づいた医療処置をステーション所属の看護師が行います。具体的には点滴や血糖値の測定、インシュリン注射やカテーテルの交換などです。

訪問看護ステーション利用者は主に、病院から退院した方や慢性疾患をもつ方、神経難病や末期がんの方などです。高齢社会に入り、こうした在宅医療の需要は年々高まってきています。その影響もあり、夜勤がないのに高収入を得られる職種として近年多くの看護師に人気があります。

ただ、基本的には患者さん宅1件ごとに一人で看護業務を行っていきますので、始める際は最低でも医療機関において3年程度の臨床看護経験や一定以上の医療知識が必要とされます。

【訪問看護ステーション看護師業務の一般的流れ】

▽勤務開始

▼訪問看護ステーションに出勤後、スタッフ間で情報を共有。

▼午前中に2件のご自宅を訪問して看護する。

▼昼食

▼午後から3件のご自宅を訪問して看護する。

▼ステーションに帰社して主治医やケアマネジャーなどへの報告書を作成、報告する。

⇒勤務終了

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